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木の暖かみ
桜も七分咲きだというのに、まだ肌寒い日もある今日この頃ですね。
一月程前ですが、商用で博多に行きました。
行きは新幹線の「のぞみ」で、いつもの乗り馴れた車両でした。
帰りの新幹線は「みずほ」か「さくら」だったと思いますが、
その車両の座席テーブルや肘掛け部が、なんと天然木製だったので
ちょっとびっくりしました。
みずほ・さくら に乗った事が有る人は、とっくに知っている事と思いますが、
実は、私は初めて乗り、木製である事を知りました。
電車の内装が木製なんて昭和レトロな人なら懐かしく思うかもしれませんが、
そのデザインや質感はなかなか新鮮で、モダンなイメージでした。
木製テーブルは樹脂部の外カバー部と一体になるよう精緻な加工と上品な
仕上がり感で好感が持てます。おそらく材はアルダーと思われます。
写真が手ブレですいません。
背もたれ上部の「握り玉」勝手にネーミング致しましたが、通路を歩く時、
電車が揺れた際つかむアレです。それも木製で、おそらく車両と座席No等と
思われる情報が点字表記のラベルが張り込まれていました。
車両扉も木目シートで全体に暖かみと落ち着きのある雰囲気でした。
興味が湧いたのでグリーン車も見に行きました。写真は控えましたが
こちらはダークブラウンでした。
最新の公共交通機関やインフラにこういった天然木が有効に使われ、
日本の木材加工の優れた技術の継承がおこなわれることは良い事だなと
思いました。(木製パーツが中国製だったらかなり寂しい~)
Takatsuka
2013年3月28日木曜日